Busaltfiber Reinforced Gypsum
国土交通大臣不燃材料認定番号NM-5304
バサルト繊維強化アクリル樹脂石膏
| 開発経緯 |
内外装における装飾製品制作には
建築基準法の特殊建築物の防火対策、
いわゆる内装制限のクリアが課題でした。
建築基準法の特殊建築物の防火対策、
いわゆる内装制限のクリアが課題でした。
これまで有機的な形状を用いた装飾物の制作は、 有機質であるFRPや無機質のGRC、GRGでの制作が主な施工方法でした。 しかしFRPは不燃認定の所得が困難であり、GRC・GRGは製品の重量が問題でした。 | FRP |
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そして今、FRPとGRGの特性を兼ね備えた、 BRG"バサルト繊維強化アクリル樹脂石膏"が開発され、 国土交通省の不燃認定を取得した新素材が誕生いたしました。 |
| BRGの特性 |
BRG とはバサルト繊維の優れた引張強度・弾性力 アクリル樹脂の耐摩擦性・耐水性 石膏の不燃性・強度 この3つを掛け合わせた完全水性の成型材料です。 |
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アクリル樹脂 あらゆる形状の成型物が 施工可能です。基材は石膏なのでGRGに近いですが、 表面は樹脂特有の仕上がりで石膏を感じさせません。 ・アクリル樹脂を使用することで石膏自体の強度を上げることができます。 ・本来石膏は硬化時に膨張しますが、アクリル樹脂を配合することで 膨張を最小限にとどめる効果があります。 |
バサルト繊維 従来のデメリットを克服します。・天然素材の玄武岩を溶解して紡いだ糸で作られている、不燃性の素材です。 ・アクリル樹脂石膏で含侵することで、薄く、軽く成型品を作ることができます。 ・アルカリ耐性のある樹脂石膏で含侵することにより耐アルカリ性が向上され、 耐熱・耐酸性もそなえています。 |
| BRGの構成 |
成型方法
従来のFRPハンドレイアップ成型の 制作手順と同様の手順が基本となります。標準施工は不燃認定仕様の2PLYとなり
重量はFRPと同等程度となります。
仕上げ
通常のパテ処理に加え、BRGで使用するゲルベースの粘土と調整して、
同素材でのパテ処理が可能
塗装
従来のFRPと同様の塗装、プライマー+塗装+トップコート施工が可能
| 不燃認定 |
バサルト繊維強化アクリル樹脂石膏の不燃認定においては、
資材のみならず、厳密な施工も必要となります。
可燃性のある樹脂分を減らし、 施工性も確保する規定に合わせた調合・施工手順が求められる為、 弊社では開発元である竹林化学工業株式会社様からの ご指導を頂き、認定施工店となっております。
実際の制作においては、講習終了者が制作を行い、 工程毎の社内検査を実施して参ります。そして製品検査合格の物のみが、 不燃として認定されます。
日本美術工芸 代表取締役
村田 修
可燃性のある樹脂分を減らし、 施工性も確保する規定に合わせた調合・施工手順が求められる為、 弊社では開発元である竹林化学工業株式会社様からの ご指導を頂き、認定施工店となっております。
実際の制作においては、講習終了者が制作を行い、 工程毎の社内検査を実施して参ります。そして製品検査合格の物のみが、 不燃として認定されます。
さらなる飛躍を
長年待ちわびた、不燃材による装飾物の制作がようやく完成に至りました。 ユーザー様、弊社を含む 制作会社の不燃材に対する思いを現実のものとして開発された 「竹林化学工業株式会社」様へは、感謝しかありません。 今後も、新たな新素材・新技術も続々と開発されて行く事でしょう。 日々の進歩に遅れることなく認定施工店として世界の ユーザー様の期待に応え、研鑽を重ねていく所存です。 これからも「日本美術工芸」にご期待ください。日本美術工芸 代表取締役
村田 修